今回はフリーランス(個人事業主)の住宅ローンについてです。
会社等に勤めている方より断然厳しい住宅ローンの審査、落ちたものもあれば最終的に通ったものもありますので、フリーランスや個人事業主の方の参考になればと思います。
事前審査について
工務店を決め、土地も探し始めたら住宅ローンの事前審査です。
僕が審査をしたころはフラット35Sの金利が35年間1.5%程で、当初10年は-0.6%(2016年6月現在は-0.3%)というものでした。
将来のローン金利なんて読めない僕には11年目以降も1.5%より上がることはなく安心出来ますので、フラット35Sの事前審査をしてもらいました。
結果は・・・保留。
工務店の方(以下Sさんとします)の話ではよく保留になるそうです。
たぶん大丈夫だろうということで、土地探しも続けました。
フラット35S本審査について
その1
土地も決まり(住宅ローン審査に通らなければ土地契約も破棄されます)、大まかなプランも決まり、いよいよ本審査です!!
1か月以上も審査に掛かった上に、落ちました。
会社等に勤めている方はここまでの時間は掛かりませんので、1か月くらいで諦めてました。
その2
Sさんが言うには今回は直球で行きすぎましたので、今度は変化球で行きましょうとのこと。
具体的には妻と共有名義で借りるというものです。
妻には専従者給与を少ないですが払っていますので、共有名義なら通るでしょうと。
また、フラット35SはARUHIで申し込んだのですが、そこの人が言うには児童手当も所得としてプラス出来ると言い、そのようにしました。
結果・・・華麗に落ちました。
いやいや、Sさんよ、変化球でも全然ダメじゃん。
変化球が甘く入ったとかそんなレベルでは無さそうです。
銀行も無理だろうし、希望の家なんて建てれないんだと思いました。
撤収かなと。
地方銀行について
フラット35Sも落ちたし、2世帯にしたから借りる額も上がったので、間取りも縮小しようと思っていた矢先、Sさんが付き合いのある地方銀行のお偉いさんとご飯に行った際に僕のことを話してくれました。
事前審査出してみてくださいとのこと。
すると、事前審査OK!!
本審査もOKになりました。
Sさんグッジョブ。
僕は家で仕事しているため、家賃や光熱費、車の維持費等も按分しており、経費もちゃんと計上しているため、確定申告書には大分低い所得が書かれています。
家を探し始めてから、住宅ローンを組むなら2年は経費を抑えた方が良いということも知りました。(経費を抑えて無理やり見かけの所得を増やしていればフラット35Sにも通ったのかもしれません)
完全に勉強不足です。
住宅ローンは僕だけの名義で借りることが出来たのですが、地方銀行の良い所は妻がいつかは仕事に就くという点を加味してくれた点と、僕の親の収入もある程度加味してた点です。
地方銀行さんの心の声「将来的には妻も仕事するみたいだし、いざとなったら親もいるんだから大丈夫でしょ」という感じでしょうか。(ちょっと情けない気もしますが、仕方ありません)
住宅ローンについてのまとめ
フリーランス・個人事業主が住宅ローンを借りるとなれば、やはり審査は厳しいです。
僕は結婚して4年程子供が出来ず共働きをしていたため、貯金も少し出来ていました。(全体金額の3割弱程度)
それもあって、フラットも通ると言われてたのですが、直球も変化球もダメでした。
大手銀行とかも当然ダメで、運良く地方銀行さんへ話が行き、決まりました。
将来的にフリーランスで住宅ローンをと考えている方は経費等で所得を抑え過ぎないことと、頭金を少しでも貯めておくことが必要だと思います。
そして、所得は少しでも良いので右肩上がりにしておくと良いようです。(実際僕も前の年より少し所得が落ちたのですが、経費を調整して気持ち上げました)
経費を抑えないと所得税、保険料や住民税等々上がってしまうので、本当に厳しいかと思いますが、そのようにしている方が多くいることを最近知りました。
これを読まれている方は住宅ローンの審査に通らない、通るか不安だという方だと思います。
僕も地方銀行さんもダメだったら、少し金利が高い所もありますし、2世帯の場合は親子ローンもありますので、そういった所で挑戦してみたと思います。
工務店の方も色々と提案してくれましたし、諦めずにがんばってください。