前回のブログで気に入った土地を見つけたという所まで書きましたが、その土地は「市街化調整区域」というものでした。
市街化調整区域について全く知らず、最初は大丈夫かなと不安にもなりましたが、僕にとってはデメリットよりもメリットが多いものでしたので、お勧めしたいと思います。
市街化調整区域とは
市街化調整区域は簡単に言えば、市街化を抑えて農業地等を守ろうという地域になります。
以下Wikipediaの抜粋です。
都市計画法の定義としては、「市街化を抑制すべき区域」とされる。
この区域では、開発行為は原則として行わず、都市施設の整備も原則として行われない。
つまり、新たに建築物を建てたり、増築することを極力抑える地域となる。
ただし、一定規模までの農林水産業施設や、公的な施設、および公的機関による土地区画整理事業などによる整備等は可能である。
既存建築物を除いては、全般的に農林水産業などの田園地帯とすることが企図されている。
市街化調整区域は、国土の約10.3%を占めている。
対して、市街化区域は、優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域になります。
僕は岡山県倉敷市在住ですので、地域によって多少違うと思いますが、田んぼや畑は子供の頃に比べてぐっと減ったと思いませんか?
子供の頃田んぼだったなというところも、どんどん家が建ち、景色が激変した地区を幾つも見てきました。
こういう所は市街化区域ですので、高齢のためかどうかわかりませんが、農業をやめて土地を売って家がたくさん建つ・・・というようにどんどん変わっていきます。
市街化調整区域はこういったことが起こり辛い土地でもあります。
市街化調整区域のメリット
土地が安い
土地価格についてですが、土地の評価額が低いため、安くお得に買えます。
僕が購入した土地の場合、市街化区域にも歩いて数分で行ける距離なのですが、その辺りの土地よりも一坪7,8万、高い所と比べると15万円くらい安いです。
たった数分分の違いだけなのですが、これだけでも大きなメリットと言えそうです。
固定資産税が安い・都市計画税が要らない
農家の方を守ろうということからも上記のように土地の評価額が低いため、固定資産税も安いです。
また、都市の計画をあまりしないことが前提の市街化調整区域ですので、都市計画税を払う必要もありません。
家が少ない
お住まいの地域によって違いますが、僕が住んでいる倉敷市では、市街化調整区域も以前より少し融通が利くような制度に変わったらしく、年に数件なら家を建てることが出来るようになりました。
以前は農家の人しか家を建てることが出来なかったりしたようです。
このように極端に家が増えることも考え辛く、田んぼが多いため、家自体が少ないです。
といってもポツンポツンということでは無く、数軒あって、また少し離れたところに数軒あるという感じです。
ここまで書くと市街化調整区域はすごく田舎の方にあると思われるかもしれませんが、市の中心に近い市役所まで歩いて15分くらいですし、それ程不便ではありません。
高層の建物は建たない・自然が多い
家が少ないと似たような感じですが、家の近くに高い建物が建つことは無く、田んぼもたくさん残っています。
そのため、すごく静かです。
のんびりした空気が流れていますので、子育て世代にも人気があるようです。(近所は若い世代が多いです)
まとめ
いかがでしょうか?
メリットは大きくお金の面と環境の面がありまして、僕の妹家族も市街化調整区域に家を建てて数年が経ちましたがすごく満足しているようです。
ネットではデメリットを多く書く人もいますが、いくつか見たところ、実際には住んでいない方々がそのように書いていることが多いように思います。新たに建築出来ない等書いている方もいますし・・・。
住んでいる方々はメリットも書いていまして、お住まいの地域によって多少違うでしょうが、どこも同じような感じかと思います。
多少のデメリット(記事はこちら)ももちろんありますが、どこでもデメリットの一つ二つはあると思いますし、市街化調整区域をご検討の方にこの記事も参考にして頂ければ嬉しいです。